防災訓練に5500人 香南市
防災週間(三十日―九月五日)に合わせ三十一日、県内各地で南海地震を想定した防災訓練が行われた。香南市では住民ら約五千五百人が参加。津波避難や倒壊家屋からの救出訓練などで、「自助」「共助」など防災意識を高めた。
香南市は昨年度の防災訓練への参加者が約四千二百人と県内トップ。今年は自主防災組織が昨年の六十一から七十一へ増えたこともあり、参加者も一千人以上増えた。
訓練は、防災無線やサイレンで地震警報を発令。各地区の自主防災組織や消防団を中心に、住民を全二百十五の避難場所に誘導。避難人数を取りまとめ、市の災害対策本部に報告した。
香南市香我美町の岸本小学校では、住民らが人命救助訓練も。倒壊家屋の中に人がいる想定で、心肺蘇生(そせい)など応急処置も学んだ。陸上自衛隊の第一四施設中隊と、二十二年度末に香我美町へ移駐予定の第五○普通科連隊も参加。炊き出しも提供するなど住民との連携を深めた。
香南市の上田英博防災対策課長は「高い参加率など住民の意識は高まってきた。訓練を大事にして、自主防災組織の充実を図っていきたい」としている。
【写真】倒壊家屋から被災者を運び出す住民(香南市香我美町岸本の岸本小)
高知市でも津波避難
高知市では同市長浜の御畳瀬小学校区で行われ、住民約二百二十人が参加。南海地震による津波警報が発表されたという設定で、御畳瀬と長浜の各自主防災組織が整備している六カ所の津波緊急避難場所への避難訓練をした。
この後、同小体育館で同市消防局らが講師になり、毛布などを使った傷病者の搬送法や心肺蘇生法など応急救護を講習。参加した児童は「救助が必要なときに役立つよう、しっかり覚えておきたい」と真剣に取り組んでいた。
(2008年09月1日朝刊)