外国語で災害情報提供 エフエム高知と高知県国際交流協
エフエム高知と高知県国際交流協会は二十六日、南海地震など大災害の発生時に高知県内在住の外国人に災害情報を伝えるため、語学ボランティアなどの派遣に関する協定を締結した。ライフライン情報などを、同協会に登録した語学ボランティアが外国語放送する。こうした取り組みは全国的にも珍しいという。
現在、高知県内には約三千六百人の外国人が暮らしており、地震の発生が比較的少ない韓国やオーストラリアの出身者も多い。
大災害発生時、言葉が分からなかったり、不安になる外国人が災害弱者になるのを防ぐための取り組み。同協会は「他県でも聞いたことがなく、全国的にも珍しい」という。
語学ボランティアは日本語、外国語を日常会話として使え、同協会が昨年から実施している養成講座を受講した人。現在は三十人が登録しており、うち七人が外国人だ。
この日は協定書に調印後、スタジオで放送訓練を実施。参加した五人のボランティアがマイクに向かい、災害状況などを英語やインドネシア語などで読み上げた。
災害発生時は、自分や周囲の安全を確保しつつ、放送スタジオに向かい、混乱した情報を的確に伝える必要がある。英語を担当した高橋瑞絵さん(37)は「どんな情報が必要か迅速に伝えるため、普段から、必要な単語をノートに書き出すなど準備をしていきたい」と意欲を見せていた。
【写真】スタジオでの訓練に参加した語学ボランティアら(高知市のエフエム高知)
(2008年08月27日朝刊)