災害時に要介護者受け入れ 高知市の特養ホーム
08年03月29日朝刊
高知市春野町西分の特別養護老人ホーム「うららか春陽荘」(北岡義英施設長)はこのほど、災害発生時に西分地区の要介護者らを受け入れる協定を、同地区防災ネットワーク会(西内良一会長)と締結した。高知県地震・防災課によると、特別養護老人ホームと地域の自主防災組織が連携する協定を結ぶのは珍しいという。
昨年十二月に完成した同荘は、施設内に地域交流センター(約百八十平方メートル)を設けており、さまざまな活動を通じて地域と交流。また南海地震などに備え、倉庫には約二千二百五十食分の非常食を備蓄している。このため、地域にさらなる貢献をと協定を結んだ。
協定によると、災害発生時に要介護度一以上または、身体障害者手帳の保持者を対象に、同荘が介護や食事を提供▽年一度は連携して防災訓練を行う―などと定めている。
北岡施設長は「訓練だけでなく、いつでも気軽に地元の人に来てもらえる関係をつくりたい」。西内会長は「いざという時に頼ることができる施設があるのは心強い。西分地区の要援護者をまとめた台帳を早急につくりたい」と、気を引き締めていた。
【写真】連携協定を結び握手する西内会長=右=と北岡施設長(高知市春野町の「うららか春陽荘」)