2007年2月20日付朝刊
骨折乗り越えた大器
松坂 健太(まつさか けんた)、西武外野手、21歳、4年目、背番号58
昨年6月のイースタンのロッテ戦。大飛球を追った松坂は、フェンスに接触した際に左足首を痛めた。実は大ごと。全治3カ月の骨折だった。
大阪府出身。阪神ファンの父の影響で小学生のころからプロ野球にあこがれた。東海大仰星高では大きな実績はない。しかし、186センチ、88キロの恵まれた体。強肩で俊足。スケールは大きい。2003年ドラフト5巡目で入団、2軍のレギュラーに定着した。着実に成績を上げてきた矢先のけがだった。
「毎日が不安だった」。リハビリ期間中のウエートトレーニングは、孤独で単調。1カ月ほどで音を上げそうになったという。そんな折、骨折で1軍を外れた中島裕之内野手がリハビリ組に加わった。1軍選手が必死に取り組む姿に「2軍の自分がもっと頑張らなくてどうするんだ」と再び闘争心に火がついた。負けずに続けたトレーニングの効果だろう。パワーも増した。
松坂大輔投手がチームを離れた後、登録名を「松坂健」のままにするかどうか迷った。読み方は「まつざか」ではなく「まつさか」だが、名前の「重さ」がプレッシャーになる。しかし「松坂」に決めた。「やっぱり気持ちを強く持つことが大事なんです」
まだバッティングの確実性に課題は残る。それでも、いつか「松坂といえば、ケンタ」とファンに認めてもらいたい。だから、ひたすらバットを振り込んでいる。
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