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07年4月23日付・夕刊
庁議公開、給与は半額 早速“沢山カラー”
応募撤回、町政融和へ「沢山新町政」始動―。安芸郡東洋町の出直し町長選挙で初当選した沢山保太郎氏(63)が23日から早くも精力的に動き始めた。午前8時半に初登庁後、核廃施設調査地への応募取り下げに向けた手続きをスタート。さらに役場内の改革にも“沢山カラー”を出し始めている。
同日朝、同町生見の町役場前では約30人の報道陣が新町長の初登庁を待った。支持者らに送られ車で到着した沢山氏はグレーの背広姿。職員から花束で出迎えを受けた後、庁舎1階の町長室のいすにゆったりと腰掛けた。フラッシュの嵐を浴びながら、「こんなところに座っていいのか、違和感があるね」とぎこちない笑顔。
全国注視の戦いの後だけに、役場にはこの日も大勢の報道陣。カメラの放列の中、「まちづくりのビジョンは」「具体的な財政再建策は?」と矢継ぎ早に飛ぶ質問に、新町長は「民主主義を徹底し、住民の意思を確実に町政に反映させる」「農林水産業などに力を入れ、『人が足りない』と言われるくらい雇用の場を作りたい」と決意を込めながら話した。
特別職の人事については「今は白紙だが、助役(副町長)の制度はいらないと思う」との考えを明らかにし、「職場会議などを開き、今まで以上の働きを期待したい」と職員に奮起を促した。
懸案となっている財政再建では「特別職の給与カットを考えている。(自身の給与は)半額近くまで下げなければならない」と経費削減に努める考えを示した。
この後、町選挙管理委員会から当選証書を受け取った沢山町長は、核廃施設への応募取り下げについて説明するため、反対派町議6人や町幹部とそれぞれ面談。その席上、「町の振興計画が作られていないので、コンサルタントに委託せずに職員や町民の手作りで策定する」「庁議は頻繁に行う。原則公開としたい」などと“沢山カラー”の色濃い発言も。
室戸市議や同市長選など、これまで6回の選挙でウグイス嬢を務め、沢山氏を支えてきた姉の西中美保子さん(65)は「3年前に亡くなった母に、今のあの子の姿を見せたかった…」と目を潤ませていた。
【写真】町長室のいすに腰掛け、笑みを見せる沢山氏(23日朝、東洋町役場)
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