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飾らず素のままで
「北海道のコンブと高知のカツオの余ったもの同士を交換したらどうだろう」なんてことを思ったりしています。実際に余るかどうかは分かりませんけど。
商品経済の中に組み込まれると、売れなくて余ったものは捨てられる。もったいないですよね。足りるもの、足らないものを交換しあって、それぞれが豊かになるっていいじゃないですか。
本当の豊かさとは何だろう。きれいな海を見て、温泉につかって、地元の素材を使った料理を食べて一緒に考えてみませんか。こういった思いから、大岐の浜で薪で沸かす掛け流し温泉を併設した宿泊施設「海癒」(かいゆ)を経営し、毎日ブログで海の様子や日常を報告しています。
内容は、大岐の海の変化や海中の様子、周辺に生きる動植物の話から、家族のこと、訪れてくれた人のことなどです。
三年前に始めたのですが、毎日書いてなかったせいもあって、当初は見に来てくれる人が、日に五十人から百人でした。
転機は施設で宿泊してくれた人への「海癒情報」のメール配信からです。毎月、日ごろ撮りためた写真を五、六枚つけて、送っていたのですが、「見てほっとした」という反応が多く、うれしくなりましてねえ。これはブログも充実させなければならないと思い立ち、掲載する写真は大きくして、毎日の書き込みを心掛けました。
子どもに対しての気持ちや夫婦げんかなど、プライベートなことを書くこともあります。飾らず自分の気持ちをストレートに書いた時には反響も多く、熱い気持ちが伝わってくるコメントをいただいたりしています。
ブログを書くことは自分の内面と向き合うことでもありますが、いろいろな意見を聞くことで多くの方にサポートされていると感じ、勇気づけられます。
ある若者は「『いいかっこせずに、素のままの自分でいていいんだ』というメッセージが感じられて気が楽になりました」と神戸から来てくれました。
おかげで、ブログを見にきてくれる人は日に千人前後になっています。読者は、一度こちらへ来てくれた人が多く、共感する方はすぐ友人になってしまうんですよ。これからも自分の思いをつむいでいって、仲間の輪を広げていきたいですね。
「海癒」ブログのURLはhttp://a.kaiyu.in/
【写真】「自分の気持ちをストレートに書いた時には反響も大きい」と話す岡田さん
(2007年6月26日掲載)
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