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バイオマス情報配信
木質バイオマスをご存じですか。木を燃料とした発電などで、エネルギー循環型の地域社会を形成する取り組みです。高知は施設園芸の加熱用ボイラーに活用するなど取り組み事例が多く、全国の中でも先進県の一つでしょう。
バイオマスに興味を持ったのは十四年二月に本県で開かれた「エコメッセ」というイベント。木質ペレットを燃料に使うストーブを見て「これは面白い」と。以来、県内外を調査するうちに情報が集まりはじめ、研修や見学で知り合った人にメールで「バイオマス通信」として配信するようになりました。
県内外の事例だけでなく、事業公募、講演会などの情報から県内事業者に役立ちそうなものを選んで送信します。五年ほどでどんどん配信先が増え、現在は六百人以上。知人を通じて「うちにも送ってほしい」と言ってくる人もおり多いときは一日に四、五回配信することもあります。
以前から、知り合って名刺をもらった人のメールアドレスなどを入力していたエクセル(表計算ソフト)のファイルがベースになっています。
バイオマス通信を始める前から、事業者向けに活用できる補助事業情報などを配信していました。でもファクスは送る手間が大変。エクセルのファイルからアドレスを抽出して一括送信できることを知り、メールに変更しました。本来、IT関連には疎いんですが、活用すれば便利なものですね。
東京工業試験場など、国の研究機関で化学一筋に研究をしていました。十二年春からご縁があって高知に来たのですが、最初は何と豊かな土地だろうと思ったものです。確かに県内総生産や工業生産高は全国で下位ですが、この豊富な自然を活用しない手はない。
その意味で木質バイオマスは大きな可能性があります。本県は森林面積が広く、一方で林業とそれを支える中山間地域が衰退しつつある。バイオマスを利用することで山に人を呼び戻し、雇用創出や地域の活性化も期待できます。
バイオマス通信を多くの人が読んでくれているように、高知の人には先取の気風があり、他にないものを作り出す可能性がある。高知だからこそ身近にある豊かな自然を生かして、地域単位での資源循環型社会をつくるという新たな産業モデルを提案できるのではないかと思っています。
【写真】600人以上にメール配信を行う松崎さん(高知市布師田の県産業振興センター)
(2007年5月29日掲載)
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