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2007年04月12日


四万十川の短歌集める 高知市の松本さんブログ掲載

 県幡多林業事務所の前次長、松本誓さん(60)=高知市一宮徳谷=が、四万十川をテーマにした短歌を集めた「四万十川百人一首」をブログに掲載し人気を呼んでいる。四万十大使の歌人、俵万智さんの短歌も含まれており、松本さんは「短歌を通して四万十川を心の古里と感じてもらえたら」と話している。

 松本さんは今年3月末に退職するまで、四万十市中村山手通の同事務所に勤務。同事務所が発信していたホームページやブログ「四万十通信」の“記者”として、四万十川の情報や話題を紹介してきた。

 百人一首は同通信の企画の一つで17年度にスタート。趣旨に賛同した人たちが短歌を詠み、エピソードやコメントも添える。松本さんが内容に合う風景写真などとともにネット上に掲載した。これが人気となり、東京や兵庫など全国の四万十川ファンから短歌が寄せられるようになった。これらを集めて3月末、百人一首を完成させた。

 第一首目は俵万智さんの「四万十に光の粒をまきながら川面をなでる風の手のひら」。このほか、アオノリ漁や沈下橋の情景など、さまざまな思いを込めた歌が並んでいる。

 幡多出身で京都府に住む女性は「ふるさとは遠くなれども四万十の母のにほひの風我さそふ」の歌を寄せた。彼女は「母の見舞いに帰った古里で百人一首の募集を知り、短歌の好きな母と一緒に参加できればと思い、車窓からの眺めを思い出しながら作った」というエピソードも添えた。

 高知市の男性の短歌は「四万十川の激しき流れ踏ん張りて鰻筒(ころばし)つける蛍火の夜」。川漁の道具を仕掛けに行って流れに足をすくわれてずぶぬれになったことや、河原で風に吹かれながら乱舞する蛍を見た思い出を詠んでいる。

 松本さんは「四万十川は自然が豊かというだけではなく、人とのつながりがとても深い川だと分かった。次は四万十に合わせて四万十人一首を目指したい」と張り切っている。

 応募先は〒7870022、四万十市中村新町1―10、四万十川新聞社。メールアドレスは(dumbo@vega.ocn.ne.jp)。

 【写真説明】ネット上で「四万十川百人一首」を完成させた松本さん(四万十市の県幡多林業事務所)

 
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