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素足で火渡り祭り 香美市物部町の高板山不動堂
香美市物部町神池の高板山(こうのいたさん)不動明王堂で9日夜、火渡り祭りが行われ、参拝客ら約100人が熾火(おきび)を素足で渡り無病息災などを祈った。
祭りは平安末期、壇ノ浦の戦いを逃れた安徳天皇が高板山で亡くなったという平家伝説に基づき、数百年の歴史があるとされる。毎年春と秋の2回、安徳天皇をしのぶとともに健康などを祈願している。現在の形式になったのは60年ほど前という。
境内に結界を張り、ヒノキの丸太と葉を積み重ねた「柴灯護摩(さいとうごま)」に白装束の行者が点火。勢いよく燃え上がる炎を囲んでお経を唱えた。
参拝客が願い事を書いた木の板を一枚一枚投げ入れ、すべて燃え尽きると、いよいよ火渡り。まだ赤々とした熾火を行者が円形に整え、塩で清める。「えいっ!」と気合を込め、踏みしめた後を素足の参拝客が行列になって続いた。
「あちっ」と声を上げる人や、怖くなって行者に抱きかかえてもらう子どもも。友人と参加した高知市内の女性は「30年前から毎年来ています。無心になって渡ると熱くないですよ」と涼しげに話していた。
【写真説明】怖がる子どもは行者が抱えて火渡り(香美市物部町神池)
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