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2007年03月23日


室戸高スタンドで応援へ 横川監督教え子ら11人

 23日から兵庫県西宮市の甲子園球場で始まる第79回選抜高校野球大会に初出場する室戸高校(室戸市室津)の横川恒雄監督(54)が高知ろう学校(高知市中万々)に勤務していた当時の教え子らが25日の初戦、甲子園に応援に行く。敬愛する監督の晴れ舞台。「僕たちも一緒に戦う」と燃えている。

 横川監督は平成元年から8年間、高知ろう学校で社会科の教諭として教壇に立った。その間、ソフトボール部の監督も務め、毎日放課後には約2時間、練習に汗を流したという。

 現在同校に勤務する樋口徳明教諭(29)は、横川監督の教え子の一人。中等部1年―高等部3年までの6年間をソフトボール部員として横川監督と過ごした。

 キャプテンも務めた樋口さんは、当時の横川監督を「練習は厳しかったけれど、試合で負けた時は『負けるのも一つの勉強。これから頑張っていけば、きっといいことがある』と手話を交えて言葉を掛けてくれた」と振り返る。

 生徒が社会に出た時に役立つようにと、横川監督は学校外での活動機会を増やし、近くの高校と練習試合をした。冬には一般のロードレースにも積極的に参加した。

 「『自分に厳しく』という先生の教えは、弱かった自分を変えてくれた」と話す樋口さん。室戸高校の甲子園出場が決まった直後、「先生のためにできることをしよう」とかつての仲間に募金を呼び掛けた。募金は県内や愛知県、愛媛県在住の卒業生ら約20人から集まり、10日に横川監督に直接手渡した。

 「お世話になった横川先生の甲子園での初戦は見たい。同じ雰囲気を味わいたいと思った」。樋口さんはそんな思いから、初戦には高知ろう学校の卒業生ら11人で甲子園に応援に向かう。

 「僕たちも一緒に戦うので、結果を恐れずに全力で。スタンドから、室戸高の一員としてしっかり応援したい」と樋口さんは笑顔を見せた。

 【写真説明】横川監督に応援メッセージをつづる樋口さん(高知市中万々の高知ろう学校)

 つくし病棟患者も

 また、横川監督は昭和57年から若草養護学校の東高知病院(現在の国立高知病院)分校で重症心身障害児教育に携わっていた。

 同分校時代の監督を知る国立高知病院つくし病棟の入院患者らも今回は室戸高校支援の奉加帳に協力している。患者らは監督や選手に応援メッセージをつづった色紙を渡し、甲子園で戦う監督へ思いを託した。

 
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