安芸市出身の2人の関取、土佐ノ海関と栃煌山関が27、28の両日に里帰りし、母校の相撲部後輩を激励したり、お年寄りらとゲームを楽しむなど市民との交流を深めた。
栃煌山関は28日、安芸市役所を訪問。応接室で松本憲治市長が、秋場所に向け製作中の化粧まわしの構図を示した。 太平洋から昇る朝日をバックに、鯨が大きく跳びはねる図柄で、栃煌山関は「勇壮な太平洋や鯨が気に入っています」。松本市長も「鯨のように大物になってもらいたい」とエールを送った。
この後、母校の安芸中=同市西浜=を訪れ、9月の県秋季選手権に向け練習中の相撲部の後輩を激励した。現在、相撲部員は吉岡宏君(15)=3年、克啓君(13)=2年=の兄弟2人だけ。
思い出の詰まった土俵を前に感慨深げな栃煌山関は、「もっと脇を締めて」「思い切って当たれ」などとアドバイス。宏君は「大きくて迫力があった」、克啓君も「先輩はあこがれ。いつか胸を借りたい」と感激していた。
一方、土佐ノ海関は27日夜、同市内のホテルで開かれた激励会に臨み、ファンから熱い声援を浴びた。
安芸後援会(会長=松本憲治市長)の主催で、約200人が出席。土佐ノ海関が「今場所はふがいない成績だったが、今後も頑張ります」と来場所の再起を誓うと、同後援会の山本諭理事長が「まだまだ相撲を取れる。最長出場を目指してほしい」と励ました。
土佐ノ海関は各テーブルを回り記念撮影などに笑顔で応じていた。また、激励会に先立ち同市内のクリニックを訪れ、デイサービスを利用しているお年寄りらと交流。的に向かってボールを投げるゲームなどを利用者と一緒に楽しんだ。
【写真説明上】後援会員と記念写真に納まる土佐ノ海関(安芸市矢ノ丸1丁目)
【写真説明下】後輩のけいこを見守る栃煌山関(安芸市西浜)
(2006年7月29日付・朝刊)
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