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室戸、高知 連年4強
第59回秋季四国地区高校野球大会第7日は2日、春野球場で雨で順延していた準々決勝残り2試合を行い、シード校の室戸と高知が勝った。ともにベスト4は2年連続。先に勝ち上がっている明徳義塾、高知商と合わせシード4校で4強を占めたのも2年連続。
室戸―小津は、三回に2点を先制した室戸が同点の終盤七―九回に1点ずつ加点、5―2で勝った。高知西―高知は、高知が0―0の四回、打者11人で一気に6点。六回にも5点を加え六回コールドの11―1。
第8日は7日に再開。春野球場で、四国大会切符を懸けた明徳―高知商、室戸―高知の準決勝を行う。
高知 集中打で11点 高知西 序盤互角の戦い
▽準々決勝
| 高知 |
000 605 |
11 |
| 高知西 |
000 001 |
1 |
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(六回コールド) |
【評】高知は集中打で、ビッグイニングを2回ものにして計11点。高知西を六回コールドで退けた。
高知は四回二死二塁から筒井の中前打で先制。さらに植木、国尾が連打で続いた後、押し出し四球に2失策も絡んで計6点。六回は二死三塁から4番矢野以下、森田の2点本塁打を含む長短5連打で畳み掛けた5点。一気に突き放した。
西は四回の失点後の連続タイムリーエラーが痛かった。しかし、三回までは丁寧に内外角を投げ分ける先発藤田を中心に五分の戦い。六回は山下幸のタイムリーで意地を見せた。(大山泰志)
【写真説明】【高知西―高知】3回裏高知西無死一塁、投前バントの送球を受けた遊撃大菊が一塁に転送し併殺完成。走者桐谷(春野球場)
気持ち切れた
1回戦は延長十五回、2回戦は最終回の逆転と勢いのあった高知西だが、高知にコールド負け。24年ぶり4強はならなかった。
エース藤田は三回まで変化球と直球の組み立てで、狙い球を絞らせなかった。しかし四回二死二塁、カウント2―2から筒井に投じたボール気味のフォークボールをセンターにはじき返されて初失点。苦心の投球で耐えてきたものが、ぷつり切れた。制球が甘くなった上に、守りのミスも重なって傷口を広げ、「我慢できなかった」と高橋監督。しかし「4強の壁を認識できたのは収穫」と表情は暗くなかった。(森本敦士)
消極打線に不満顔 高知・島田監督
高知は今大会初登板のエース国尾が5回を散発3安打、無失策の守りに加え、打線も四、六回の集中打。シード校らしい大勝での4強入りだが、島田監督は「もっと1打席を大切に」。序盤の先制機を生かし切れなかった打線に百点満点をつけなかった。
初回無死一塁、2番打者はフルカウントから「ボール球を振った」(島田監督)三振併殺。二回一死一、二塁での連続三振も指揮官の目には消極的に映った。高知西・藤田の変化球対策で、「見極めと好球必打」を徹底したはずだが、緩いカーブ、スライダーにバットは動かなかった。
四回に決め球のフォークボールをうまくとらえた筒井の先制打で一気に流れをつかまえたが、これから先の試合でも二度、三度とチャンスをもらえるとは限らない。厳しい戦いを覚悟しているからこそ「全国を意識して戦ってほしい」と島田監督はあえてきつくナインを締めた。(横田宰成)
室戸終盤突き放す 小津6回の同点及ばず
▽準々決勝
| 室戸 |
002 000 111 |
5 |
| 小津 |
000 002 000 |
2 |
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【評】室戸は七―九回の計3点で小津を振り切ったが、10残塁。小津の倍の安打を放ちながら効率はもうひとつ。
五回を除く毎回得点圏に走者を進めたが、二回無死三塁は後続3人が5球で凡退。三回は二死三塁から泉、森沢の連続長打で2点先制したものの、全体に淡泊。12安打のうち9本が泉、森沢、中山の中軸だったこともあり、打線がつながらず苦労した。先発森沢は直球主体に2失点完投。無失策の守りが支えた。
小津は1年周治が粘り強く投げた。6安打の打線も大黒の二塁打などで六回にいったん追い付くなど健闘したが、失策で七回に勝ち越し点を許し力尽きた。(大山泰志)
【写真説明】【室戸―小津】3回表室戸2死二塁、森沢が右中間三塁打を放ち、2点目。捕手山崎(春野球場)
2点目は許さず
小津はシード校、室戸に力負けした格好の終盤3イニングスの計3失点。しかし、集中力を保ち、七―九回とも2点目を許さなかった。
1年生エース周治は12安打を浴び、五回を除く毎回得点圏に走者を背負う苦しいマウンド。2―2の七回、タイムリーエラーで勝ち越され、なお二死三塁。「いつもなら気持ちが切れるところ」(周治)だったが、バックは「1点ずつは構わない」。低めのボールで打ち取った。
「(1イニングに)大量失点しない」がチームの合言葉。西内監督は「よく踏ん張った」とナインを褒めた。(森本敦士)
基本からやり直し 室戸・横川監督 終盤の加点で、連年の4強入りを果たした室戸だが、毎回のように得点機を得ながらバントミスなど歯がゆい攻め続きに、横川監督は「基本からやり直し」と厳しかった。
14点を奪った初戦から打順を組み替えた。守備固めで出場の北岡を1番に起用、2安打2打点の泉を1番から3番に回した。小津の周治対策に、打線のつながりを重視する狙いだった。
12安打とヒットは出たが、計9安打3打点の中軸に対して、期待の1、2番は6回打席に立って出塁は失策による1回だけ。「ストライクを見逃してボールに手を出した」(横川監督)6―8番は、八回のスクイズ失敗を含めバントを3度決められなかった。
勝負の準決勝は、新人戦で逆転負けした高知が相手。中軸頼みの打線に横川監督は「3強の壁を破るために何をすべきかを一人一人が考えてほしい」と締めた。(横田宰成)
(2006年10月3日付・朝刊)
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