|
ベスト8出そろう
四国秋季高校野球県予選第5日は25日、春野球場で2回戦の残り3試合を行い、ベスト8が出そろった。高知西は4年ぶり、小津は連年の8強入り。
高知西は九回、打者一巡の攻めで4点を奪い、昨年4強の土佐を4―3で破った。小津―宿毛工は8安打を放った小津が一、四回に1点ずつ得点して先行。六回は無安打で追加点を奪い3―1で勝利した。桜ケ丘―高知は、高知が6本の長打を含む11安打12点。五回コールドで桜ケ丘を下した。
第6日は30日、春野球場で準々決勝2試合を行う。
高知西9回に逆転 土佐10安打攻めきれず
▽2回戦
| 高知西 |
000 000 004 |
4 |
| 土 佐 |
000 020 001 |
3 |
|
【評】高知西は八回まで10残塁と攻めあぐねたが、九回一気の逆転で土佐を下した。
高知西は0―2の九回、先頭の代打山下大が三塁打。藤田の右前打で1点返した。さらに土佐のリリーフ関から代打岡山が安打。東岡の適時内野安打で追い付き、押し出し四死球で2点追加した。エース藤田は、七回以外の毎回走者を許したが、低めを丁寧に突いた。バックも3併殺で支え、2失点と我慢したことが反撃につながった。
土佐は10安打に4四球も得て5犠打を絡めて攻めたが、相手に守りのミスが出た五回と九回の得点のみ。九回、投手陣が力尽きた。(青木一英)
【写真説明】【高知西―土佐】9回表高知西無死三塁、藤田が右前にタイムリーを放ち、1―2。三塁走者山下大、捕手松浦(春野球場)
土佐「つなぐ野球できず」
土佐は勝利目前で逆転を喫し、3年ぶりに2回戦で姿を消した。六、七回を除く毎回、得点圏に走者を進めたが、3併殺などあと1本が出ず、「つなぐ野球ができなかった」とナインは口をそろえた。
1回戦は全員が打ちまくり41点を奪ったが、序盤からかみ合わなかった。毎回のように先頭打者が出て犠打で二塁へ送った。しかし、後続がいずれも淡泊なバッティング。相手の2暴投があった五回の「もらったような」(高多監督)2点しか取れなかった。
1点が入りそうで入らない嫌な雰囲気の中、1年生エース久保地は、再三走者を出しながら八回まで無失点。2度のスクイズ失敗を誘うなど要所を締めたが、九回無死からの2連打で降板。リリーフ関も、高知西に傾いた流れを止められなかった。
「大勝に気を緩めるな」。互いに何度も言い合って迎えた2回戦だったが、「いつものプレーができなかった」と選手たち。歓喜の高知西ナインを見ながら高多監督は「走攻守すべて鍛え直しです」と、悔しさを押し殺していた。(横田宰成)
小津周治1失点完投 宿毛工終盤好機生かせず
▽2回戦
| 宿毛工 |
000 000 100 |
1 |
| 小 津 |
100 101 00X |
3 |
|
【評】】序盤から先行した小津が、宿毛工の反撃を1点に抑えて8強入りした。
小津の先発周治は、低めの速球と外角のスライダーに切れがあり、2試合連続の1失点完投。打線は一回、山崎の適時内野安打で先制点を挙げた。四回は小川、古谷、周治の安打、六回は相手失策に連続暴投で1点ずつ追加した。
四回まで無安打の宿毛工は五回以降6安打を放ったが、五回は坂本の左前打で本塁を突いた二塁走者が憤死。1点返した七回も、左越え適時打の高田が二塁を狙ってアウトになるなど、走塁ミスが響いた。(横田宰成)
余裕の1年生エース
小津の1年生エース周治は2試合連続の1失点完投。球が高めに浮くことはほとんどなく、2点リードの九回、死球と安打で招いた無死一、二塁のピンチも冷静にしのいだ。
まず5番小嶋を内野ゴロに仕留めたが、走者は進んで一死一、三塁。ここでセオリー通り二塁を狙う一塁走者をけん制球で、くぎ付けに。次打者の二塁ゴロが併殺となり、ゲームセット。試合後は「盗塁を防げたのが良かった」と余裕で振り返った。次は、シード校室戸に挑む。(青木一英)
高知12点5回コールド 桜ヶ丘5安打零封負け
▽2回戦
| 高 知 |
343 02 |
12 |
| 桜ヶ丘 |
000 00 |
0 |
|
(五回コールド)
|
【評】高知は桜ケ丘の2投手から6長打を含む11安打12得点。五回コールド勝ちで初戦を飾った。
高知は初回、4長短打で3点。二回は相手2失策の無死二、三塁から大菊、矢野、森田の適時打で4点を追加した。三回以降も大菊、高木、山本の長打などで計5点を奪って試合を決めた。特に上位打者の鋭い振りが目立ち、1―5番で計10安打11打点。
桜ケ丘打線は高知3投手から5安打を放った。五回は先頭の下司が左前打を放ったが、次打者が併殺打。その後に高倉、森の連打が出たが、得点できなかった。(横田宰成)
(2006年9月26日付・朝刊)
|