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土佐41点挙げ大勝
四国秋季高校野球県予選第3日は23日、春野球場で1回戦3試合を行った。
昨年4位の土佐は10本の三塁打を含む32安打で41点を挙げ、高岡に五回コールド勝ち。1試合の最多得点、チーム最多安打、チーム最多三塁打の戦後の県記録を更新した。
高知西―須崎工は今大会初の延長戦。2―2の十五回、西は桐谷のスクイズで決勝点を挙げた。海洋―宿毛工も終盤勝負。宿毛工は八回の2点で5―4の逆転勝ち。
第4日は24日、春野、高知両球場で1回戦の残り1試合と2回戦5試合を行い、第1シード明徳義塾が登場する。
高知西が延長15回制す 須崎工に4―2
▽1回戦
| 高知西 |
010 001 000 000 002 |
4 |
| 須崎工 |
110 000 000 000 000 |
2 |
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(延長十五回)
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【評】高知西・藤田、須崎工・山中一の両先発は、決定力を欠く打線を抑えて2―2のまま延長入り。引き分け目前の十五回、西が8番桐谷のスクイズで決勝点を挙げた。
西は十五回、失策出塁の2走者を7番佐竹が送った一死二、三塁から桐谷がスクイズ。三塁走者西尾に続いて、二塁から丸田も本塁を狙い、返球の乱れを呼んだ。藤田は15安打を許したが、低めの変化球で要所を締め、三回以降は無失点にしのいだ。
須崎工は二回、山中一の適時打で勝ち越したが、19残塁。先発山中一は被安打14ながら自責点1。6失策に泣いた。(森本敦士)
【写真説明】【高知西―須崎工】延長15回表高知西1死二、三塁、桐谷がスクイズを決める。三塁走者西尾(8)(春野球場)
つかんだ自信と投球術 高知西・藤田
高知西のエース藤田の調子は悪かった。球が上ずって一、二回で早々と2失点。一―五回で計10安打を浴び、三者凡退も六回までなし。どうなることかと思わせる内容だったが、終わってみれば引き分け再試合目前の十五回を223球かけて投げきっていた。
公式戦の延長投球は初めて。200球以上の投球数も未知の世界だった。「九回までは長かったけど延長はあっという間。1点もやりたくないの気持ちだけだった」と藤田。「負けたくない」気持ちが、体力の限界を支えた。
六回、同点にしてもらって気持ちも乗った。打者を抑えるたびに、マウンド上で気合の入った声が自然と出た。こんなことは初めてだった。高橋監督は「あそこまで投げたら藤田も意地があったんでしょう。投球術が分かってきた。チームも耐えて勝つ試合が、秋の段階でできたことが収穫です」。
新チーム結成から約2カ月。ギリギリを踏ん張りきって初めて手にできるものがある。それは自信という武器だ。まだまだ、未完成のチーム同士の戦いだからこそ、余計に「気持ち」が技術や体力に勝る。(青木一英)
宿毛工8回に逆転 海洋2度のリード守れず
▽1回戦
| 海洋 |
000 120 010 |
4 |
| 宿毛工 |
200 000 12X |
5 |
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【評】宿毛工は終盤、下位打線のタイムリーで海洋に逆転勝ちした。
中盤いったん逆転された宿毛工は七回、安打の高田をバントで送った一死二塁で9番坂本が同点二塁打。再び1点リードされた八回は一死一、二塁から6番吉村の左前適時打に、8番川村が勝ち越し中前打で続いた。マウンドの川村は4失点だが、自責点は0。5失策の守備に課題が残った。
海洋は1点を追う五回、二死無走者から中越、木下、吉良の3連打などで3―2。八回も相手の失策に乗じて無安打で勝ち越したが、及ばなかった。(青木一英)
土佐41点、高岡に大勝 安打、三塁打も県記録
▽1回戦
| 高岡 |
000 00 |
0 |
| 土佐 |
14147 6X |
41 |
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(五回コールド)
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【評】土佐は一―四回で三塁打10本を含む32安打の41点。記録ずくめの猛攻で高岡に五回コールド勝ちした。
一回、4番高橋のランニング本塁打など長短11安打に相手失策も絡んで、打者19人で14点。二―四回も計27点を加え、先発全員安打全員打点をマークした。32安打のうち19本が長打。松浦、森隆はともに6打点と打った。1年森隆は5回を被安打1、10奪三振で得点を許さなかった。
高岡は11失策の守りの乱れが大量失点につながった。攻めは四球の吉村をバントで送った一回と筒井の二塁打の五回の、2度の得点機で一本出なかった。(森本敦士)
▽1試合最多得点 土佐―高岡戦で土佐が1試合41得点を記録。これまでの最多は1950年の県体2回戦、高知商―中芸戦で高知商の34得点。
▽1試合チーム最多安打 土佐―高岡戦で土佐が1試合32安打を記録。これまでの最多は2001年の春季県予選準決勝、明徳義塾―宿毛戦で明徳が記録した28安打。
▽1試合チーム最多三塁打 土佐―高岡戦で土佐が1試合10三塁打を記録。これまでの最多は2005年の秋季県予選2回戦、土佐―窪川戦で土佐が記録した7本。
記録にも素っ気なし
土佐打線が得点、安打、三塁打の県記録を3つ塗り替えた。各打者がボールを見極め、入った58打席で三振ゼロ。長打も19本放ったが、高多監督は「バットのしんに当たったのは三分の一くらい」と素っ気ない。
しかし、先発し5回10奪三振の1年生森隆の小気味よい投球は「投手層に厚みができた」。3年連続の4強入りに向けて気を引き締めた。(森本敦士)
(2006年9月24日付・朝刊)
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