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 四国秋季高校野球 2日遅れで開幕

 四国秋季高校野球県予選第1日は18日、春野球場で1回戦3試合を行い、来春のセンバツの重要な選考資料となる四国大会を目指した熱戦が火ぶたを切った。

 3試合ともコールドゲーム。開幕戦は高知中央が5、6回に9安打を集めて8点を奪い、4年ぶり出場の高知高専を8―0の7回コールドで下した。追手前は立ち上がりから得点を重ね、8―1で大方に8回コールド。宿毛は亀井利のランニング本塁打など4長打を放ち、10―3で安芸に7回コールド勝ちした。

 第2日は19日、春野、高知両球場で1回戦6試合を行う。

 中央、集中打でコールド 高専3犠打実らず0点

▽1回戦
高知高専 000 000 0
高知中央 000 035 X
(七回コールド)
【高知高専―高知中央】5回裏高知中央1死満塁、山本の適時打で2―0とリードを広げる。三塁走者山崎(春野球場)

 【評】集中打で得点を重ねた高知中央が8―0で高知高専に七回コールド勝ちした。

 中央は序盤、高専の先発宮岸にタイミングが合わなかったが、五回以降、制球が甘くなったところをたたいた。五回は中野の中前打を皮切りに、5連打と犠飛で3点。六回も2長打を含む4連打に相手失策も絡み、5点を加えた。投げては岩越―中村の継投で高専打線を散発2安打に封じた。ただ、けん制死など記録に表れないミスがあり、課題を残した。

 高専は3つのバントを決めるなど得点機はつくったが、ホームは遠かった。(山崎道生)

 【写真説明】【高知高専―高知中央】5回裏高知中央1死満塁、山本の適時打で2―0とリードを広げる。三塁走者山崎(春野球場)

 祈り通じた晴天

 4年ぶり出場の高知高専は開幕戦で敗れたが、北岡監督は「試合に出た意義は大きい」と前向きのコメント。

 2003年から大会が週末中心の分散開催となり、開幕が早まった。そのため学校の試験期間と重なり、昨年までの3年間は出場を断念していた。部員たちはずっと「試合に出たい」と学校側に要望。ことしは、土日祝日に限って出場が許可された。

 しかし16、17日と順延が続き、この日も延びれば、不戦敗となってしまうところ。ナインの「晴れてほしい」との祈りが通じ、朝から晴天が広がった。

 試合は負けたが、表情は明るい。浜田主将は「(夏に向け)いい経験になりました」と、力を込めた。(森本敦士)

 雨に振り回され

 台風13号の影響で2日遅れの開幕。この日戦った各チームは、それぞれ難しい調整を余儀なくされたようだ。

 高知中央は11安打8得点で快勝したが、四回までは2安打。本来のバッティングが影を潜めた。「待たされて待たされて…。少し硬くなっていた」と福谷監督は苦笑い。守備でミスの出た宿毛の亀井利主将は、雨が続いて「守備の連係が十分練習できなかった」と悔やんだ。(森本敦士)

 追手前そつなく8点 大方に痛い初回の逸機

▽1回戦
大方 000 000 01
追手前 200 210 2X
(八回コールド)

 【評】そつなく攻めた追手前が小刻みに加点し、八回コールドで大方を退けた。

 追手前は一回、右前打の久保田を五藤が送った一死二塁から谷脇、岡崎の連打で2点先制。四回は相手失策で出た走者を矢野川が送り、溝渕、松島の適時二塁打で2点加えた。五、七、八回も得点し、計11安打で8得点だった。松島、平岡、木下とつないだ投手陣を、バックが好守でもり立てた。

 大方は初回一死二、三塁の好機を逃し、先手を奪えなかった。八回、周治の四球、飯田二塁打の無死二、三塁から久川の左前打で1点を返すにとどまった。(森本敦士)

 宿毛11安打で突き放す 安芸、中盤の粘り及ばず

▽1回戦
安芸 100 002 0
宿毛 103 003 3X 10
(七回コールド)

 【評】4長打を含む11安打を放った宿毛が、10―3で安芸に七回コールド勝ちした。

 宿毛は4番松浦を中心に上位打者のバットが振れていた。松浦は1点差に追い上げられた直後の六回に2点三塁打を放つなど、3安打4打点。3番亀井利も七回、コールド勝ちを決める中越えランニング3点本塁打を放つなど、甘い直球を逃さなかった。3失策に2野選と乱れた守りを立て直したい。

 安芸先発の門田賢は制球がもうひとつだったが、威力のある直球で打者の胸元を攻め、フライアウトが13。打線も先制点を奪うなど健闘したが、最後は力負けした。(山崎道生)

(2006年9月19日付・朝刊)


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