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高知商きょう鹿児島工戦 夏2勝へ調整順調
2勝目へ準備OK―。鹿児島工との2回戦を翌日に控えた11日、甲子園の高知商ナインは西宮市の津門中央公園野球場で割り当て練習を行った。投打とも調整は順調、1986年以来、20年ぶり「夏2勝」に向け、チームは仕上がった。
「急に技術はうまくはならない」と西原監督。この日も体の切れを保つため、甲子園入りしてから変わらない練習メニューをこなした。
フリー打撃では、左右の投手とマシンを使った変化球打ちを約50分。筒井が「好調のバロメーター」という左方向への大きな打球を連発するなど中軸を中心にライナー性の打球を連ねた。ノックは約20分。内野ゴロ捕球では声がよく出ており、送球や併殺プレーをキビキビとこなした。
投手陣はブルペンで捕手を座らせて50球前後。1回戦に先発し三回途中降板した中平は、「真っすぐで追い込んで変化球で打たせて取るのが自分のピッチング。両コーナーの低めを意識して投げた」。直球だけの50球で感触を確かめた。小松も「疲れはないし、いい感じで調整できています」と気持ち良さそうに汗をぬぐった。練習後、OBの吉井保年さんが「勝負は七回から。前半リードしても後ろを振り返るな。各回でどうやって点を取りにいくのかに集中するように」とナインにアドバイスしていた。
ただ、鹿児島工のゲームビデオは間に合わず、相手の戦力分析が十分とはいえない。“ぶっつけ本番”の格好になるが、石川主将は「なければないで仕方がない。自分たちの野球をするだけです」。既に1試合こなしていることもあり、それほどの不安はない口ぶりだった。(山崎道生)
【写真説明】軽快な動きで最終調整のノックをこなす高知商ナイン。左から前田、藤岡の遊撃陣(西宮市の津門中央公園野球場)
西原監督かく戦う 前半でリードしたい
9年ぶり1勝を挙げた高知商は12日の第3試合(午後1時30分開始予定)の2回戦で鹿児島工と戦う。鹿児島工は春夏通じて初出場。この試合が初戦だが、53年ぶりの県立校代表ということもあり士気は高い。鹿児島工の試合ビデオを見ていない影響がありそうだがどうか。試合に臨む西原監督に戦い方を聞いた。(山崎道生、以下談)
(鹿児島工は)うちの1回戦を見ているのは強みかもしれないが、逆にうちは1試合こなしているのが強み。甲子園の雰囲気や緊張感を1度味わっているのは大きい。うちが向こうの立場だったら嫌。ビデオがないものは仕方がない。(相手のことより)いかにうちらしい戦いができるかどうかだ。
向こうは雰囲気に慣れるまで緊張するだろう。前半でリードを奪いたい。鹿児島県大会では左右の2人の投手で継投しているが、関係者に聞いた話では変則フォームではないようだ。ビデオを見ていなくても、それほど心配していない。
データで見る限り、奪三振が多いがヒットもよく打たれている。先発は右の榎下君だろうが、直球の制球がよく、球速135キロぐらいと聞いている。明徳義塾の伊勢君のような感じではないか。左投手も練習試合ではよく対戦していたので、戸惑うことはないと思う。ただ、押しながら0点が続くと焦りが出てくるかもしれない。どんな形でもいいから早めに点を取りたい。
捕手の鮫島君は肩が強いらしいので、あまり足は使えないだろう。1回戦同様、甘い直球を狙わせるが、配球によっては狙い球を変えるかもしれない。いずれにしてもボール球の見極めが大切になる。
先発は中平でいくことになる。4、5失点が小松への継投の目安になる。右打ちが得意なようだが、どれだけ中平が右打者の内角を突けるか。四、五回まで1、2失点で粘ってくれるのが理想。ブルペンではいい球を投げている。試合でそれを出してほしい。
ある程度点を取られるだろうが、こちらも打線には自信がある。1回戦と同じように最後まであきらめずに粘って打ち勝ちたい
【写真説明】2回戦に向けてノックバットを振るう高知商・西原監督
(2006年8月12日付・朝刊)
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