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高知商伝統の粘り健在 14安打打撃戦制す
高知商、豪打で白星発進―。甲子園球場で開会式に続いて1回戦3試合を行い、9年ぶり22度目出場の高知商は開幕戦で春夏を通じて初出場の白樺学園(北北海道)を10―7で退けた。高知商は夏36勝目で、19度目の初戦突破を果たした。高知商の春夏通算は59勝(34敗)で、大会7日目の12日の2回戦、鹿児島工(鹿児島)に区切りの1勝が懸かる。
注目の大阪桐蔭(大阪)―横浜(神奈川)は大阪桐蔭が11―6で勝ち、早実(西東京)も鶴崎工(大分)に大勝した。
高知商―白樺学園は活発な打撃戦になり高知商中平、白樺中川の両先発とも三回途中降板。三回までに6点を失った高知商だが、筒井の大会1号本塁打などで追い掛けた。5―7の六回、前田の2点本塁打で同点にした後、筒井のヒットにタイムリーエラー、暴投も絡んで一気の逆転。八回には中岡が中犠飛を放ちダメを押した。2番手小松は四回以降被安打4の1失点でしのいだ。
昨夏の甲子園4強の大阪桐蔭は、2―2の七回に3本の二塁打などで4点を勝ち越し、八回には謝敷、中田の連続本塁打などで5点を加えた。今春の選抜大会を制した横浜は、同一校としては史上初の2度目の春夏連覇の夢が断たれた。今春の選抜大会ベスト8の早実は18安打を放つなど投打に鶴崎工を圧倒した13―1で2回戦に進んだ。
【写真説明】【高知商―白樺学園】3回裏高知商無死二塁、4番筒井が大会1号の中越え2点本塁打を放つ。投手中川、捕手板垣
▽1回戦(10時28分、40000人)
| 白樺学園 |
222 010 000 |
7 |
| 高知商 |
022 104 01× |
10 |
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【評】序盤から小刻みに点を取り合った打撃戦を高知商が逆転で制した。三回の筒井、六回の前田と、2本の本塁打を含む7長打の先発全員の14安打。2番手小松の好リリーフもあった10―7で白樺学園を下した。
序盤から常に先行される嫌な展開だったが、白樺投手陣のボール球に手を出さず、逆に甘い球を見逃さなかった。計4点を挙げた二、三回の7安打のうち5本はワンストライクまでのヒット。追い込まれ、低めの変化球に手を出した場面もあったが、カウントを整えに来た球は、しっかりたたいた。
走塁でもプレッシャーを掛けた。六回逆転の口火を切った1番片岡は外野手の守備位置を頭に入れて、二塁打にした。すきを逃さない足が一層攻めに勢いをつけた。
先発中平は制球、球威とももうひとつで振りの鋭い白樺打線につかまったが、三回途中からリリーフした小松は粘りの投球。四回以降、許した先頭打者は1点を失った五回だけ。4イニングスを三者凡退でしのぎ、反撃態勢をつくった。(山崎道生)
選手がよく粘った
高知商・西原均監督の話 序盤に4点差をつけられていたが、まだ回が浅く、県大会決勝と同じような展開だったので、(選手には)「焦らずにいこう」と言い聞かせていた。白樺学園の2人の投手は、ビデオで見た以上の球の切れがあったが、うちの選手がよく粘ってくれた。(鹿児島工との)2回戦についてはまだ考えていない。これから対策を練ります。
高知商・石川主将 (逆転勝ちに)「大量失点さえなければ可能性はあると信じていた。筋力トレーニングの成果で打線が良かった」
高知商・中平投手(先発し5失点)「ブルペンで良かったのに高めに浮いた。でもマウンドに立ててうれしかった」
先輩コメント
高知商OBの阪神・藤川球児の話 強い。頑張りましたね。うれしいです。
(2006年8月7日付・朝刊)
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