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夏の甲子園あす開幕 高知商ナイン団結、気合も十分
 第88回全国高校野球選手権大会は49代表校が参加し、6日に甲子園球場で開幕。球児たちの15日間の熱戦が始まる。5日は午前9時から入場行進、選手宣誓などの開会式リハーサルを行い、開幕に備える。
入場行進は前回大会で優勝し、73年ぶりの3連覇を狙う駒大苫小牧(南北海道)を先頭に、同準優勝の京都外大西(京都)が続き、日本最南端の高校、八重山商工(沖縄)、春夏を通じて甲子園初出場の鹿児島工(鹿児島)と南から北の順。選手宣誓は三重(三重)の中村浩樹主将が務める。
初戦突破へ気合十分―。甲子園の高知商ナインは4日午前、尼崎市の尼崎西高で約2時間半の練習を行った。6日の開幕戦で白樺学園(北北海道)と対戦することが決まってからの初練習とあって、ナインは気合十分。速球派右腕攻略に向け、早速バッティングマシンの球速を上げた。
ウオーミングアップ前、石川主将が「相手も決まった。やる気のないもんはいらんぞ。練習から気持ち入れていこう」とハッパを掛けると、肩を組んで輪になったナインが雄たけびを上げた。
メニューそのものは軽め。キャッチボール、内外野に分かれてのノックで約40分、体をほぐした後、フリーバッティング。3年伊藤ら甲子園登録を外れた4人が投手を務め、変化球も交えた。マシン打撃の方は、直球を140キロを超えるスピードに設定、甲子園メンバー18人全員が約1時間打ち込んだ。
「球速アップ」は練習前、選手側が“直訴”した。白樺学園のゲームビデオはまだ手元にはないというが、新聞や雑誌から先発の予想される右腕中川のストレートが140キロ以上あるということで、球速をマシンで体感する狙い。
実戦から1週間以上遠ざかっていることもあったのだろう、全体的に球威に押され気味。「腰が引けちゅうぞ」「上から、上から」と選手同士で声を掛け合っていた。しっかりした当たりが少ないなか、それでも筒井、石川はライナー性の打球を左右に飛ばすなど県大会の好調を持続している。
まだ白樺学園の詳しい情報を得ていないため、投手の攻略法など具体的な指示を出していないものの、西原監督は「選手が自分たちで考えてやってくれるのはいいこと」。初戦まで残された時間は多くないが、指揮官も気持ちを高めてきたナインに手応え十分の様子だった。
【写真説明上】練習開始前、石川主将を中心に円陣を組み、気合を入れる高知商ナイン(尼崎市の尼崎西高)
【写真説明下】球速140キロ以上に設定されたマシンバッティングで初戦に備える高知商ナイン(尼崎西高)
朝どれハモに舌鼓
高知商の宿舎には、ナインが甲子園入りした7月30日から飲料水など多くの差し入れが届けられている。4日はちょっと珍しい一品で、土佐清水市下ノ加江沖で朝とれたばかりの「ハモ」。
同市漁協が昨年から約10年ぶりに県外で本格販売するなど売り出しを図る一押し商品。大阪市内の加工会社で血抜き処理などした後、六埜治社長自ら、西宮市の宿舎に運び込んだ。通常の倍以上という1・3―1・5キロもの8匹を手渡し、「土佐清水産は高タンパクでおいしい。ぜひ選手に味わってもらいたい」。
湯引きされたものが早速夕食の一品に追加され、ナインは“ふるさとの味”に舌鼓。岡村部長は「本当にありがたいこと。元気をつけて頑張ります」と感謝した。
(2006年8月5日付・朝刊)
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